後書き






――――――はい、無事に終了致しました。






連載を始めたのが、2005年12月5日。
一年と九ヶ月弱。
度々更新が滞りましたが、無事に“憶”も書き切ることが出来ました。



書き始めた当初は、とにかく子供の幸村と政宗が一緒に遊んでいる所だけを考えていました。
それが段々と物語性を持ち始め、初期には登場予定のなかった小十郎が現れ、終いには鬼庭綱元までも……
佐助だけは一貫して、存在の影はありつつも、本人の登場はナシの方向で。
兄上などはどんどん私の手を離れて……

気付いた時には、子供達の成長物語のようになりました。


二人が一緒に遊んでいるシーンは、書いてて自分も幸せでした。
その分、政宗が奥州に帰る事を決意し、全てを捨てて行こうとする場面では、やはり胸が痛かったです。
書いてるのは自分なんですけども。

子供達が凹みまくった時には、「やべぇ此処からどうすんだ!?」と一人パニック。
其処で、見守る形でのみ登場させるつもりだった信幸兄さんが動き出したのには、自分でびっくり(笑)。
終盤では落ち武者相手にブチ切れ、何時の間にやら、最強のお方です。


また、一番最後に登場した成実などは本当にビックリ箱状態。
鬼庭は登場しても、この子は出ないだろうと思っていたのですが、最後の最後でひょっこり出てきちゃいました。
鬼庭に続いて、此処で初書きです。

最初は小十郎と昔話でもする予定だったのですが、彼は既に元服していたし、記憶もはっきり残っていそうなので、
幸村と同じく霞んだ感じにしたくて、当時の様子を知らない成実の登場となりました。



最初から“バイバイ”するのは決まっていましたが、どんな形になるかは結構悩みました。
また、政宗が小刀を手渡す場面はあったものの、幸村が古銭を渡すのは予定にありませんでした。
軌跡、形に残るものを互いに残したくて、この形になりました。





別れが目に見えてくるまでのシーンでは、一緒に遊ぶ二人に「可愛い」とのお声を沢山頂きました。
この辺りには只管私の萌を詰め込んだ覚えがあります(爆)……

政宗が別れを心に決めたシーンや、幸村が落ち込んでいるシーンなども、ご感想を沢山頂きました。
子供二人で無邪気に遊んでいたシーンとの差が大きく、二人がもう一度笑えるように、と願う方々が多くて嬉しかったです。
やっぱり子供達には笑っていて欲しいものですね。
……もうこの辺りは、書きながら謝りまくってました……


兄上の弟溺愛振りも反響が良かったです(笑)。
当サイトでは兄上は既に死亡しているので、書きたくて仕方がなかった部分でした。







ぐだぐだ言いたいことは山ほどあったりしますが(爆)、一先ずこれで。

皆様、お付き合いありがとうございました。








2007年8月30日 加賀谷竜徒